哀原氏の箱/小野寺

スマートフォンに携帯を替えたことによって、最近劇団員の哀原氏との会話が増えたような気がする。
以前は、会話がはずまなかったものだが、今では、やれアンドロイドだ、やれスカイプだなどと、たわいもないスマートフォン談義に花を咲かせているものだ。

氏はちょうどサクマドロップ位の大きさの箱をいつも肌身離さず身に着けており、その箱の近くにいるとWi-Fiが使えるようになる(原理は不明)最近多くの劇団員がスマートフォンに替えたので、みんなWi-Fiの恩恵を受けようと、哀原氏に群がってはいないけれども、なんかよくわからんが電波を集められるなんて大したお人だとしきりに感心しているものだ。