時は金なり/J.K.Goodman

 
今週はイクスピアリのイベントからすぐ、ビートルズ日舞
ビートルズ日舞は、静岡は焼津でのイベントで、ここ数年、お呼ばれして参加させて頂いている。
 
ビートルズの曲にあわせて日舞を踊るのだが、ミルクはそこに殺陣やコントなども盛り込む。こともある。場当たりは、いつもかなり盛りだくさんである。
 
貧乏劇団なので焼津へはもちろん日帰り。本番当日の午前中、朝10時に劇場入りして地元の出演者の来ないうちに隙間でリハーサルをさせて頂くという、毎年のスケジュール。
 
朝6時50分に稽古場集合。3時間弱の道程で劇場着の予定。
 
前日5時50分に目覚ましをかけ、荷物をまとめて寝る。
 
当日、目覚ましがなったのは6時50分。既に集合時間である。
 
慌てふためくことも滅多になくなったが、久しぶりにパニック。原因を考えても仕方ない状況でもまず、なぜこんなことになったのか?という思考とらわれる。単純に目覚ましの時刻合わせミス。
 
ハッと気づいて、車では全員間に合わなくなってしまうので個人で新幹線だと気づいて、ナビタイムを検索。
 
どうにか間に合いそう。そこまで寝起きの頭で5分。ようやくここで稽古場に電話すると兄やんが、最近兄やんの中で流行りのチャラ男キャラで、『ミルクでーす↑しくよろで〜す↑』と力の抜ける電話応対。慌てふためく私は、『新幹線で向かいます。すいません』と理由も伝えず、一方的に告げる。
 
冷静にいま考えると、切羽詰まった寝起きの男とテンションMAXのチャラ男の会話が、会話として全く成り立ってない。
 
これから同じイベントにでる人達とは思えないやり取りだ。
 
しかしお互いそこはミルクの本公演をどうにかこうにか乗り切ってきた実績なのか、何故か通じ合う。ミルクの台本の様だからか。
 
兄やんが、『まあ、そう言わずとりあえず、直ぐにうちを出られるようにして連絡を待ちなさい。シクヨロデ〜ス↑』
兄やんどんな時もキャラクターを忘れない。
 
結局待ってもらうことになり、私の所為で、40分程遅れての出発。帰りに皆にビール、つまみ、運転手にはお好きな飲み物を奢り許しをこう事態とあいなりました。
 
時は金なり。猛省。
 
写真は、リハーサルがひと段落した焼津の楽屋風景。