生きものの記録/新城侑樹

先日、6〜7年ぶりに上野動物園に行きました。

前に来た時は檻で寝てばかりいて何一つ面白くなかったパンダが起き上がり仲間になりたそうにこちらを見ている!
カメラに応えるようにやる気まんまんで笹をモリモリ食べてる!

なんて愛想がいいんだ。中に人が入っているんじゃないかと疑うレベル。お疲れ様です。




ハシビロコウという鳥。

以前見た際、巨大な頭部と鋭い眼光、全く動かないその佇まいに言いようのない恐怖を覚えてしまい半ばトラウマと化しておりました。
その件に関していつぞや書いた気もします。
が、今回は違う!普通に動いている!
巨大な足でガシガシ歩き、草をワシワシ食い、時折羽を広げたりクラッタリング(嘴をカタカタ鳴らす行為)したりしている!何そのサービス精神!悪役レスラーがプライベートだとすごくいい人みたいなギャップ!

お兄さん(30)大興奮。
あれ…こいつ普通にかわいくない?ありじゃない?

永年抱えたトラウマが氷解していく感覚。

たまには生モノを見ておくのもよいな、と思えた晩秋の午後でした。