伝法口調のソニー兄さん。哀原。

イメージだが、昔の映画の吹き替えはキャラ付けなのか伝法口調っぽいことがある。
哀原です。

そんな雰囲気も日本語吹き替えの醍醐味で、テレビの映画番組で育った我々としては感慨深い。
ゴッドファーザーについてはそれぞれ、本来の役者の声に合わせた雰囲気を出そうとしているが、ソニー兄さんが熱い。

もちろんけんかっ早いソニー兄さんだ、けんかっ早い⇒江戸っ子⇒伝法口調というのは納得がいく。
立川志らくのシネマ落語でそのまま使えるんじゃないかと思うほどだが、書いている途中で見直すとそこまでではない。

だが、シーンを真似たいときは断然ソニー兄さんとトムヘイゲンだ。
キャラについては説明しない。だってみんな観ているだろうし、この科学万能の時代だすぐに調べられるだろう。

伝法口調がキャラ付けには仕方のないものと受け入れているわたしだが、いまだに猿の惑星に出てくるコーネリアスが伝法口調なのはよくわからない。むしろ混乱する。
知的な猿人なわけだが「するってえと何ですかい?博士?この人間が言葉をしゃべるってんですかい?」と何か間違っている。
DVD版ではそうでもなかった気がするが、テレビの吹き替えがきつい。
キャラ付けを間違っているのか、当時はそうなのか、時代を感じる。


でもそんな吹き替えがやはりいいね。