チャンマツとの旅/哀原友則

チャンマツと西早稲田のオリンピックに行くことが多い。
プラスチックケースの購入と言うのが小屋入り前の東京ミルクホールの風物詩になっているが、
大体、仕事が無い人が向かうことが多い。

現実では仕事が多忙なチャンマツも、劇団仕事は少ないのでこの閑職というわけだ。
忙しいが、あえてバスで行く。
都バスだ。

誰も気づくまい。
なんとなくゆっくり、チャンマツともやもやさまあ〜ずみたいな展開だがため息が止まらない。