妬み嫉みおじさん/J.K.Goodman

はて、稽古場日記。
まずい。何の変わりばえのない一週間を送ってしまった。
 
黒澤映画の『生きる』を見たが、まさに生きながらに死んでいる30年の様な一週間。
 
これはまずいと思って、嘘、散歩してたら我慢できずに、京成立石の関所と言われる江戸っ子でのひとり呑みしたのですが、あのおっさん御用達の店では珍しくお隣が若い子のカップル。
 
狭い店だから、黙って飲んでりゃ話も丸聞こえなんです。
 
まあ、女の子は共通のお友達の恋愛事情なんかをペラペラと。
んで、男の子がそれに対して質問やら合いの手やら。
そのうち、俺ならそんなことしないみたいなことを話し始めた。
 
あれ、この2人はまだ付き合ってはないな。そこからはもう、おじさんは耳をダンボにして、ナウいこの2人の口説き文句を聞きたい一心です。
 
女の子がバイト先の文句言えば、んじゃ今日は飲んじゃいな。おばちゃん、これおんなじのもう一つ!
 
俺空いたよ。もういっぱいどう?
 
こんな調子でハイペースで安酒を飲ましている。
 
女の子は、酔いながら、私酔っ払ったよー。
チャラ男だからなーどうしようかなーなどと言い出した。
 
エロい。どーしよーかなー?の主語と目的語を補完するととてもエロい。
 
おじさん、カップルと時同じくして、店をでましたが、女の子は、足元フラフラ。それを抱きかかえる男の子。
 
エロい!
 
どっか連れて行っちゃうんだろうなー。
 
いいなー。
 
エロいいーなー。
 
ずっと後ろを付け、その後の成り行きまで見届けたかったのですが、腰の痛みに負け、すごすごと帰路につきました。
 
いいなー。
 
写真はないよ。