ツイてるね、ノッてるね!/佐野バビ市

最近、仕事でとある東京都内のお金持ちの街へ行くことがある。

そんなとある街のとある喫茶店で約束の時間まで時間を潰すのだが、

とにかく、















その街に住むババアの性格が悪い!







悪すぎる!!!!!









「ババア」という言葉は、小生嫌いである。

しかし、ここでは「ババア」という言葉が最も適しているので敢えて使わせてもらう。





この街のババアはおしなべて性格が悪い!!







この街のすべてのお嬢さんが性格が悪いわけではなかろう。

が、なんだ? 高確率で性格の極悪ババアに遭遇する。

茶店で、毎回違うババアの四方山話が耳に入ってくるが、どうにも下品だ。

これは小生の貧乏人のひがみかもしれないが、どうにも下品だ。

先日は、ババアとお嫁さんと孫による午後のティーブレイクに遭遇。

お嫁さんが孫の友達付き合いについて悩んでいる。

ババアの言い分をまとめると、

「生活水準の低い家庭の子とはどうしてもわかちあえない部分がある。無理をする必要は無い。」


孫に「今度おばあちゃんのヨットに乗せてあげるね☆」

と、相好を崩していた。

別の日に遭遇したババアは、甥っ子の嫁の悪口をまくしたてていた。

「あんな寒い地方の娘と結婚するなんて意味が分からない」

「好きという気持ちだけで結婚したっていいことはない。親の言うことを聞くべきだ。」

ことのほか台所仕事の未熟さへの攻撃は熾烈を極めた。

甥っ子の嫁のことでそこまで気をもんでいたら疲れるだろうと思うが、ババアはどうしても気になるようだ。

最近の悩みは、嫌いな友達が毎朝訪ねてくることらしい。

プリウスで来るから気がつかない。


プリウスは静かすぎる!

友達の悪口はいつの間にかトヨタさんの悪口に発展する。

「もう行ってない国なんて無いわ」と海外旅行の話になってようやく機嫌が良くなった。

よかった。

今年は花粉症とPM2.5と黄砂に苦しめられているらしい。

かなりデリケートだ。

人相は、





かなり悪い。

着ているものは良さそうだ。

話を聞いているうちにだんだん気になって来た。

チラチラ、顔を見てしまう。

あれ?

なんだろこの気持ち…

ばばあが気になってしょうがない。

いじわるばあさん、いんごうばばあ、成金ばばあ、その他あらゆる称号を惜しみなく授与したくなる彼女のことが気になってしょうがない。


目が合った。







トキメキ。

ばばあの座右の銘


「ツイてる人についていけ!運をもらえる。沈んで行く奴とは付き合わない。」

心躍った。

この人についていこう。そう思った。

今日の稽古場日記、ヨクワカラナイ。

哀原友則の客演芝居もどういうものなのかヨクワカラナイが、ここまで哀ちゃんが人を誘うのは劇団始まって以来だ。

自分の目で確認すべし!!

写真はこの街とは対極にある東京のとあるドヤ街に放置された宝物。