やぐっちゃん!どこにいるの!?出てきて説明して!!/浜本ゆたか

「そこの犯人止まりなさい」と同じような言葉に感じました。

惜しかったですね日本代表。惜しいというのはどのスポーツにも存在していて、その価値は勝者に及ばないわけです。
にしても、同じイタリア人監督なのに4−3というスコアは驚きました。
イタリア代表サッカーというのは「カテナチオ」が有名でした。

簡単に言えば「強く守って無失点にし、1点取って勝つ」サッカー、通称ウノゼロサッカーです。

イタリア人はこのサッカーをこよなく愛し、強豪相手に1−0で勝ったら脳みそ爆発するくらい喜ぶのです。

しかし現在のイタリア代表の監督プランデッリポゼッションサッカーを好んでおり、バルセロナの様にボールを保持しながら試合を進める戦術を踏襲しています。
ただ、伝統というのは脈々と受け継がれるもので「カテナチオ」を完全に捨てているわけではありません。
こういうのは恐らく世界の強豪が「自国のスタイル」をはっきり認識しているからなのでしょう。

日本はまだ未知数です。直近を遡れば2010年岡田監督の時はしっかり守ってセットプレーで見出す「オカナチオ」がありました。
当時このフレーズに卑猥さを感じたのは自分だけではないはずです。

そして時は過ぎ、現在に至るわけです。
監督が変わればチームも変わる。
むしろ変われるチームが強くなっていくのかもしれません。
過去、個人技集団と謳われたブラジルが統率し、規律を守る試合をしたら強いという事を忘れてはなりません。

サッカーが盛り上がってる今だからこそ、サッカーの事を話すのがサッカーファンの在り方だと思います。
調子の良い時は渋谷の交差点で乱痴気騒ぎをし、負けた途端にシラける癖があります。

負けた時こそ応援するべきです。
そうリバプールサポーターのように!!インテリスタのように!!
W杯は来年だ。GLどの国と同じになるかわかりませんが、これからの日本のサッカーに伝統のようなものが垣間見える試合を期待しています。