懐かしの劇小劇場/浜本ゆたか

最早このミルクホールブログがたった一人の壁打ち状態になっている。
如何ともし難い事態。ただ非常に腰が重い。
娯楽座さん達は娯楽座さんのブログがあるし、座長は自分のブログに韓国エッセイを寄稿している。JKさんは物理的に腰が重いだろうし。
となると残るは僕と新城くんだ。

とあるイベントのリハで、関係者総出で企画案について激論と熟考を繰り返す中、一人白目を剥いて熟睡ぶっこいてた新城くんだけがこのブログを守りぬく最後の砦だ。悪口は言えない。

先日、コントの相方である福ちゃんの芝居を観劇。
その昔客演した先で出会った深井のクニ君が作演出、これまた客演で知り合った小島のことり君も出ていたので無論行かないわけにはいかない。
場所はあの東京ミルクホールが最初にして最後にイケイケを味わった下北沢劇小劇場。
日本演出者コンクール最終審査公演期間に、柳生くんが持ち込んだインフルエンザが劇団内に蔓延し、本番中の舞台袖は死屍累々状態だったことが思い出されるあの劇場だ。今思えば払い戻しだぞこれ

内容は僕が書くと安くなってしまうので割愛するが観劇後、劇場が恋しくなった。
独特の木の匂い。ムシューダ嗅いだ時と同じあの感覚。わかるだろ。
そして福ちゃんにはまだまだ僕の知らないものを秘めているのだと確信した。
急にコントを書きたくなってきた。書いてねーけど。
話は福ちゃんではない別の出演者の女優さんになる。
好みだ。やはり観劇の醍醐味は女優だ。
男だけしか出演しない、むさ苦しい演劇はノーサンキューだ。なんせ女優だ。
可愛い。
下手袖から出てきた瞬間ときめいた。しかも結構エロい衣装を着ている。
作・演出のクニ君に心の中で感謝した。ナイスですね!
が、しかし物語の中盤。目を覆う様な出来事が起こった。
キスシーンである。
しかも一回だけじゃない。オリジナルラブ田島の接吻が如き濃厚なそれをその女優さんとイケメンが2〜3回していた。そして別のシーンでは別の女優さんがベッドシーン一歩手前までラブシーンを演じていた。

羨ましい。羨ましい。羨ましい。羨ましい。羨ましい。
僕の演劇人生で唯一のラブシーンは「レ◯プしようとして殺される」というものだ。
志半ば。辞世の句すら言えない呆気無いラブシーンの顛末。そしてそれは最早ラブシーンじゃない事に今さら気づく。
しかしちょっと待てよ。もしもだよ?もしも今後、ラブシーンを求められたら僕には上手に出来るのだろうか?
無理だ。何度イメージしても「童貞さんいらっしゃい」シリーズのようになってしまうのは火を見るより明らかだ。
これは勉強しなきゃいけない。そう!プロの仕事って奴をな!SODの市川さーん!
・・・という事を2〜3日繰り返しまた腰が重くなるのだ。
上を向いて歩こう。福ちゃんがKOC出た時の写真載せて逃げます。