あさくさの日々/哀原友則(正月太郎)

以前、免許の更新で観る講習ビデオ「あがないの日々」で里見浩太郎ストーリーテラーというか狂言回し役だったので気になってどんな内容か覚えていません。稽古場日記を書かなかったことをあがないたい。哀原です。

そういえば最近何してるだろう、とふと思った。
あさくさの日々だ。

日曜には「花燃ゆ」を観て
月曜には休演で洗濯
火曜には公演あって・・・・また日曜が来る。

マッサンの最終週を一回観て泣き、二時間後観て泣き、次の日の朝見て泣いた。
声をあげてむせび泣く、今年38歳哀原友則。
その間、公演で使う徳利を作っていた。全てあさくさの日々のためだ。
いけない、またあさくさになってしまう。

何か変わったことをしなければいけないな、と思っていたら風邪をひいた。
季節の変わり目なので当然なのだが、なんとなくネギを食べている。
風邪をひいたらアホほどネギを食うべき、と常々言っているのだが、信じてもらえない。風邪ひいたら小諸そば行けよ。

何か変わったこと・・・そうだ、鳥獣戯画展だ、鳥獣戯画展に行こう。
鳥獣ギーガー

と誰もが思うことはすでに図版になっている。
だが展覧会は4月末だ。

あさくさの美味しい店でも紹介したり、と思って早めに終わった日に行きたかった「正ちゃん」を探すも見つからず。キツネにつままれたようだ。

家に帰って「味覚極楽」の「山椒魚は木に縛りつけ棒で叩いて料理する」というくだりを読み直す。

曰く「あの魚をしっかりと柱へくくりつけて、それをびしびしと強いむちでひっぱたく、苦しめば苦しむほど、それだけ結構なので、いわばなぶり殺しにするようにして打つ、そうすると「さんしょ魚」が白い脂汗をかいて来る。」

山椒魚はこうやっていじめると味がよくなるのだという。
木に縛りつけられた山椒魚を棒でしばく人の風景を想像して来週も頑張れるような気がする。
山椒魚さんありがとう。


木に縛り付けられた山椒魚の気持ちを味わいたければ池ノ上へ来い!
■今夜はイイ感じ☆第55夜〜佐野バビ市・浜本ゆたかのトークを中心に七色に輝くオリエンタルな夕べ〜
【日時】
4月9日(木)
19:30開演(開場19:00 佐野バビ市、浜本ゆたかによる先走りトークは19:15より)

【会場】シネマボカン(BARガリガリ)東京都世田谷区代沢2-45-9 飛田ビルB1
井の頭線「池ノ上」駅前スグ

【チケット】1300円(ワンドリンク別)
劇団メールinfo@tokyomilkhall.comまでご連絡ください。
◎お名前◎公演名◎希望日時◎枚数
※必ず件名は「チケット予約」とご記入ください。
※メール送信後3日経過しても返信がない場合、サーバーの不具合が考えられます。お手数ですが08066653690までご連絡ください。


4月のシネマでに見とけ!は前回時間の関係で残念ながら見送ったクエンティン・タランティーノ特集の第一弾!
レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」「ジャッキー・ブラウン
の三作品です。お楽しみに!